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【ユニバ】岡田会長の英語インタビュー記事を翻訳しました

本日公開された英文インタビュー記事を日本語訳しました。職業翻訳家ではないので多少のミスは大目に見てください。できるだけ元の文意は曲げず、可能な限りで日本語として読みやすくしたつもりです。英語の構造はそのまま残そうとしているので、ものすごく翻訳調なところはありますがどうぞご容赦くださいませ。

岡田(元)会長とその家族の会社の支配権をめぐる争いは、日本の我々個人投資家に限らずアジアで大きく注目されていることが分かります。家族の物語としても高い注目を集めているようです。

また、ちょいちょい挟まってくる岡田(元)会長の写真も注目です。最後の写真のキャプションは「カズオオカダ『血は水よりも濃い』」です。イカしますね。

原文はこちらからどうぞ。

www.scmp.com

 

日本のパチンコ王、香港司法で賭けに出る

約1年前、億万長者である岡田和生は息子によって彼の会社から追放された。ウィンリゾーツとの法的争いに勝利し、彼はギャンブル帝国の支配を取り戻すことを模索し始めている。

まるでシェイクスピアの劇かのような家族の確執劇が香港の裁判所で争われている。日本で最も裕福な男性の一人は、息子との法廷争いの中で娘の助けを得ることとなった。

それは岡田和生氏にとっては大きなジレンマである。彼は、パチンコによってギャンブル帝国を作り上げ、自力で億万長者に成り上がった。フォーブスによると彼は日本で18番目に裕福で、その財産はおよそ30億USドルに相当する。岡田氏は、現在香港の法的紛争に巻き込まれている。

岡田氏は親孝行が当たり前の文化の出身にも関わらず、昨年息子によって東京に本社を置くユニバーサルエンターテインメントから追い出された。岡田氏が60年近く前に自ら立ち上げた会社だ。

 

自分の帝国の支配権を取り戻すための戦いは香港で現在争われており、岡田氏は息子から追い出された持ち株会社の取締役の地位を取り戻そうとしている。この香港のファミリー企業は東京証券取引所に上場する巨大企業に対する岡田家の株式持分を所有している。

セントラル(訳注: 香港の地名)にある弁護士事務所内で、岡田氏は滅多に受けないインタビューの最中、穏やかな口調で時折笑みを浮かべて話をしてくれた。これは灰色の日本製のブレザーとオールバックヘアスタイルがもたらす深刻さとは対照的だ。

彼は、家庭と仕事を両立する難しさを話し、家庭内で進行する争いを受け、娘と協力して息子に対して刑事告発を行ったばかりであることを初めて明かした。

 

「家族を訴えたり刑事告発することは最悪の出来事です」と岡田氏は"This Week in Asia"に語った。しかし、彼は自分の会社だけではなく家族をも回復することができるとの希望を持っている。「一度、みんなで会って話し合うことができれば、必ず解決することができるとまだ信じています」

 

岡田氏は、1942年第二次世界大戦の最中に生まれ、その約30年後、パチンコ事業を当て大きな頭角を現した。パチンコは子供のゲームとして始まり、すぐに日本のカジノの定番のギャンブルへ成長しセンセーションを巻き起こした。ブルームバーグによると、パチンコ業界は、23.3兆円(2200億USドル)を超す産業へと成長し、2015年時点で、日本のGDPの4%を数えるほど。

機会を常に探している機敏なビジネスマンとして、もっとも有名な岡田氏の動きのひとつは、アメリカのカジノ界の実力者スティーブウィンとのギャンブル業界への進出だ。スティーブウィン氏は、先月セクハラ問題でウィンリゾーツの会長・CEOの座を降りることを余儀なくされた。

 

岡田氏は、初期の投資家で2005年にラスベガスでオープンした最初のカジノ建設を支援した。1年後、マカオに別のカジノもオープンさせた。

 しかし、2012年その関係は一変した。ウィンリゾーツは彼に汚職の疑いをかけ、20%の株式持分を強制償還した。岡田氏はこれまでその疑いを否定し続けてる。

ウィンリゾーツの一連の行動は、岡田氏がフィリピンに別のカジノリゾート建設事業を進めている最中に起きた。

2週間前、ウィンリゾーツが株式の強制償還も含め26億USドルを支払うことで、6年間の法的抗争は終結した。

岡田氏は非常に度量が大きく、それはウィン氏との関係を振り返って批判的なトーンで彼を描くことを拒否したほど。

 

「彼は才能のある人物です。ウィン氏は歴史に残る人物となるはずです」

岡田氏は、カジノのデザインと設計に関して、ウィン氏は天才だと持ち上る。「私には彼が成功すると分かりました。だから、私は彼の夢に賭けたのです」

香港の恵まれたビジネス環境に惹かれ、岡田氏は2010年オカダ・ホールディングスを立ち上げた。その会社を通して、彼と家族はユニバーサルエンターテインメントの67%を保有している。

しかし、彼が「打撃」と呼ぶ事件の中で、岡田氏は昨年の5月両方の会社の取締役を解任された。その動きによって彼は意思決定権を奪われたす。しかし、依然として岡田氏は株主の一人だ。

岡田氏は、ユニバーサルエンターテインメントの現在の社長である富士本淳とその取り巻きが嘘の告発を行い、息子である知裕氏は彼らにミスリードされていると主張する。

ユニバーサルエンターテインメントは、2015年の間に岡田氏と別の取締役の一人が会社の資金から2000万USドルを3つの取引において不正に流用したと告発してる。

 

報道によると、その告発によって43.5%の株式を保有する知裕氏は、9%の株式を保有する妹の裕実氏に対しその株式を譲り渡すよう誘導し、自身が最大株主となった。彼は46.4%の株式を保有する父を会社から外すことが可能になった。

しかし、岡田氏は娘と話し、裕実氏は香港高等裁判所に対して、株式移転は無効であるとする申し立てを行うことを決めた。彼女は3月9日、清洪(Cheng Huan)勅選弁護士(シニアカウンセル)の力を得て、香港の警察とともに刑事告訴し彼の経済犯罪を告発した。

 

香港中文大学マネジメント学部で教鞭をとる牧野成史氏によると、父の側に立つという裕実氏の決断は、岡田氏にとって大きな前進となるかもしれない。

シゲマキノ氏は「和生氏と裕実氏両者の株式持分を合わせると50%を超えるので、オカダ・ホールディングスの臨時株主総会を開催することが可能となり、会長としての地位を取り戻すことができるかもしれないと岡田氏は考えています」と言う。

現在、ユニバーサルエンターテインメント社は、オカダマニラを運営する香港を拠点とする子会社、タイガーリゾートアジアを岡田氏が率いていた時、3つの取引に関わり不正を犯したことを理由に岡田氏を訴えている。

岡田氏はこの告発を否定している。

ユニバーサルエンターテインメントの富士本社長、知裕氏ともにコメントには応じなかった。

この法的争いにも関わらず、岡田氏は子供との関係を「悪くはない」と表現する。子供を育てることとビジネスをすることとの間にバランスを取らなければならないと彼は言う。

彼は息子と話すことでこの争いは解決できるのではないかとこれまで期待してきた。しかし、それはこれまで実現できていない。

「ただ、面と向かって話すだけ。それが一番だ」と岡田氏は言う。

息子と娘が引き裂かれていることに岡田氏はひどく嘆き悲しんでいる。なぜなら、岡田氏は二人がかつてどれだけ近かったか知っているからだ。