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岡田和生氏が取締役解任は無効だとして司法審査を求めた模様

5月21日、香港のニュースサイトが岡田和生氏と岡田ホールディングスに関して次の記事を公開しています。

公司被拒更改最新董事變動 日彈珠機大王申覆核|即時新聞|港澳|on.cc東網

今回、この記事を協力者に依頼して翻訳してもらいましたので公開します。前提としては次のロイターの記事にあるように、昨年の6月に岡田和生氏がユニバーサルエンターテインメント筆頭株主である岡田ホールディングスの取締役から解任された事件に絡む案件となっているようです。

 

ユニバーサル、内紛で岡田会長が重要ポストから「解任」 | ロイター

[東京/ニューヨーク 28日 ロイター] - ユニバーサルエンターテインメントの岡田和生会長が、自ら創業した同社の経営から退出を余儀なくされた。同社取締役会はこのほど岡田会長の退任を決議、29日の定時株主総会で提案する取締役候補からも岡田氏を除外した。同会長は、ユニバーサルの筆頭株主で親族が経営権を握る法人の取締役からも外されており、ユニバーサル経営への影響力は大幅に低下する見通し。関係筋によると、背景には親族との内紛があるとみられている。   

 

EXCLUSIVE-ユニバーサル元会長、HDの代表復帰を宣言 | ロイター

岡田HDは今月初めに臨時株主総会を開き、和生氏の代表復帰を決めるとともに、香港の登記局に書類を提出した。一方、43.5%を保有する長男の知裕氏は、裕実氏の保有株の権限は自分にあるなどと主張し、和生氏の代表就任に異論を唱えている。

 

昨年の9月時点で、岡田和生氏は岡田ホールディングスの臨時株主総会を開き、代表に復帰したと主張していましたが、これを香港の当局は受理していなかったようです。

そこで、岡田ホールディングスの登記がある香港で司法当局に訴えを起こしたという内容になっています。つまり、現時点では何らかの決定が当局から下ったわけではなく、この段階で岡田ホールディングスおよびユニバーサルエンターテインメントの経営にただちに影響が及ぶ話ではなさそうです。

また、翻訳者は香港の司法制度、テクニカルタームに関する知識がないので、訳語が不正確もしくは理解にズレがあるかもしれません。より詳しい状況が理解できる方がいらっしゃればご指摘お願いいたします。

 

取締役変更が拒否される パチンコ王が司法審査求める
香港時間05月21日(-)17:45

(写真キャプション)岡田和生が「公司註冊處」の決定における法的正当性の欠如を理由に司法審査を申請した。

日本の「パチンコ王」岡田和生(Kazuo Okada)は今日(21日)香港高等裁判所に彼がオーナー会社である「Okada Holdings Ltd (OHL)」の所有権について異議があるとして司法審査を申請した。岡田の息子は彼を取締役職から解任して新取締役を任命したが、彼は娘の支持を得て復職を宣言し、息子が任命した新取締役を停職させた。しかし、「公司註冊處」(訳注: 香港の法務局のような機関; 参考URL)はこの最新の移動について承認を拒否し、岡田は「公司註冊處」の決定における法的正当性の欠如を理由に再審を求め、取締役解任の撤回を要求した。

本件の原告は岡田和生で、被告は「公司註冊處」。岡田は申請書で彼はOHLにおける株の46%を保持しており、息子Tomohiro と娘Hiromiはそれぞれ43%、9%保持しており、残りの1%以下は彼の妻が保持していると述べている。原告は、持ち株が合わせると半数を超えるTomohiroとHiromiは去年5月に共同決議して岡田を取締役職から解任し、新取締役を新たに2名任命したと述べている。そののち、HiromiはTomohiroに彼女の持ち株を譲渡することを表明した。しかし、Hiromiはその後、上記の行動は誤導や脅迫の下で行われたと主張し、早期に訴訟し、このような決議が正されるよう要求した。

Hiromiは会社の決議に対して異議があるものの、「公司註冊處」には依然として上記の異動変更が登録されている。のちにHiromiは原告に彼女の持ち株を譲渡し、原告は去年8月におけるもう一つの決議で承認を受け、2名の新取締役を解任し、復職した。しかし、「公司註冊處」はこの決定について、<<会社規定>>第36条を理由に決議の効力に疑問符をつけ、人事変更の撤回を行わなかった。原告は現在、関連規定に、「公司註冊處」は、人事の不変更を決定する前に、文書を提出した人と相談しなければならないと規定していることを指摘している。この場合、「公司註冊處」は申請者との相談を行わなかったため、この条例を使用することは正当ではないと主張している。