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ユニバE ドイツ銀行へ新株予約権行使許可 出来高7%相当 売り圧懸念

6月1日(金)寄り前、ユニバーサルエンターテインメントが次のIRリリースを行いました。

自己株式を活用した第三者割当てによる第8回新株予約権の行使許可に関するお知らせ

 当社は、平成29年3月27日に発行いたしました株式会社ユニバーサルエンターテインメント第8回新株予約権について、割当先であるドイツ銀行ロンドン支店との間で締結した新株予約権買取契約に基づき、ドイツ銀行ロンドン支店に対し、下記の通り本新株予約権の行使許可を行うことを決定しましたので、お知らせいたします。


これは昨年3月に行われた「自己株式を活用した第三者割当による第8回新株予約権の発行及び新株予約権買取契約の締結に関するお知らせ」に対応しています。

これによって行使価額5000円の新株予約権を5,000個、50万株分ドイツ銀行に割り当てています。ドイツ銀行ユニバーサルエンターテインメントの株価が5000円を超えたとき、その権利を行使することで「行使時の株価- 5,000円」の差額がドイツ銀行の儲けとなります。

一方、「5,000円 × 行使株式数」と引き換えにユニバーサルエンターテインメントは新株を発行することで、ユニバーサルエンターテインメントドイツ銀行から資金を調達することができます。今回の最大調達がくはおよそ25億円となります。

通常、行使した際に利益を確定するために直ちに市場で株式を売却することが考えられ、一時的に売り圧力が大きくなり株価へはネガティブな影響があります。

新株予約権行使によって生じる株価に対する影響

今回のケースで出来高に対するインパクトの度合いを計算してみましょう。行使許可期間は6月1日から30営業日となります。

過去30日営業日の1日当たり平均出来高 = 7,014,000 / 30 = 233,800
今回新株発行によって生じる最大売却数 = 500,000 / 30 = 16,667 

ドイツ銀行によって売却される可能性がある株数が出来高に占める割合 = 16,667 / 233,800 = 7.13%

もしドイツ銀行が今回のIRリリース通りに予約権を行使し株式を売却してくるのであればそれなりに株価に与える影響があると考えられます。

今年の2月にも同じ内容のIRリリース

いったんおさらばすべきかというと、それが正解とは必ずしも言い切れません。実は今年の2月にも同様のIRリリースが出されておりドイツ銀行はすでに株式売却を行っていたとみられていました。

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チャートを見るとIRリリース後、しばらく不安定な状況が1週間ほど続きました。その後は反動のように高く高く株価は上がりピークの6250円をつけました。

前回は行使許可を得たにもかかわらずドイツ銀行は行使しなかったわけですが、今回はどうなるかは分かりません。ただ、株価は前回同様一定期間揉むことになるのではないでしょうか。

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