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マニラカジノ4社 2018Q1決算 成長持続に赤信号

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2018Q1決算が出そろいました。カジノIRジャパンが非常に良いまとめをしてくださっているのでこちらを元に現状を把握したいと思います。

フィリピン:マニラIR4社 2018年度1Q 売上高600億円、YoY20%成長~OkadaManila牽引 | カジノ IR ジャパン

フィリピン・マニラには現在4つのカジノリゾートがあります。

  • Solaire
  • City of Dreams Manila
  • Resorts World Manila
  • Okada Manila

今回の決算売上高は次の通りでした。

  • Solaire: +34%(247億円)
  • City of Dreams Manila: -7%(158億円)
  • Resorts World Manila: -14%(117億円)
  • Okada Manila: N/A(89億円)

マニラ全体では売上高600億円、前年同期比+20%となりました。オカダマニラ以外の3社は上場しており、売上高523億円、前年同期比+7%です。オカダマニラの成長がマニラ4社全体の+13 ptに貢献していることが分かります。

カジノ3社の決算からオカダマニラの3年後を想像する」という記事を以前書きましたが、予想と大きく異なる点が大きく二つあることが分かります。一つ目、City of Dreams Manilaの成長性にブレーキがかかっていること、二点目がResorts Worldの業績が回復していないことです。

City of Dreams Manilaは2016年に+60%超、2017年に+30%超の売上増を達成しています。まだ、Q1のみとはいえここまで急激に成長性にブレーキがかかるとは想定していませんでした。今年度の成長は25%の成長を見込んでいました。私はCoD現地に行ったことがないので分からなかったのですが、すでに供給面で限界に達しているのでしょうか。

一方で、メルコリゾーツは今回の売上減は「新しい会計基準によるもの」で既存の会計基準で比較すると前期比+6%となると説明しているようです。

VIP会員の総掛け金額を示すローリングチップ総額は+16.7%、マスマーケットも+22%とのことです。

bworldonline.com

Resorts World Manilaの業績悪化についてですが、こちらは昨年発砲・火災事件が起こり多くの方が亡くなりました。昨年通じて売上に対してYoY-23%のネガティブでしたから、今年は反動があるかなと思いましたが引き続き前年比割れが続いているようです。

2017 Resorts World Manila attack - Wikipedia

マニラ全体の市場の成長が今後も持続的に継続していくと考えていましたが、今回Q1決算ではネガティブ成長のカジノリゾートが2社見られました。特に City of Dreams ですが単なる売上認識の会計基準変更による一過性のものなのか、今後期ずれが解消されて数字上の成長が回復していくのかどうか、来期以降でも確認していくことが重要です。

すでにオカダマニラが既存のパイを吸収している状態になっていてはユニバーサルエンターテインメント自体の長期の持続的な成長が見込めませんから、一過性であることを祈っています。

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