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ユニバーサルE 18Q1決算まとめ (2) オカダマニラはQoQで+30%の売上増

こちらの記事の続きです。 

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さて、ユニバーサルエンターテインメントの2018年12月期Q1の決算発表を受けて本日市場はどう動いたのでしょうか。

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残念ながら寄り付きからグッと買われた直後、売りが大量に出て5200円で着地です。確かに、収益的には驚きのある決算内容ではありませんでしたし、IPOのネタもあと2年はかかる話ですし、ここらでいったん売っておこうという態度もよく理解できます

和解、為替差益、土地売却それからIPOなど飛び道具はいろいろありますが、肝心のパチスロ事業が逆風、オカダマニラは進捗あるものの収益化はこれからといった状況です。このあたりの姿勢が今日の弱い値動きにつながっているのかもしれません。

オカダマニラ売上拡大フェーズに。為替変動考慮後、対前四半期比で+30%の売上増

今四半期のカジノリゾート事業の売上高は8,898百万円となりました。前四半期と比べて+24%増(7,162百万円)となります。

Twitterで指摘されている方がいましたが、去年の後半から今年の初めにかけて大きく為替相場が動きました。

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フィリピンペソ日本円の為替相場について、期間中の平均値を取ると対前四半期比で5%程度の円高となっています。為替の影響がないものとするために現地通貨フィリピンペソに割り戻して売上を計算すると、今期売上は9,379百万円相当であったと考えられます。これは対前四半期+30%の売上増となります。

カジノジャンケットの稼働もあり売上高に加速度がつき始めています。今後もホテルの客室追加など設備増強が続きますから、売上の成長は今後も続くことが予想されます。

こちらは対前四半期比成長率に応じた今年の売上高予想となります。400億円から550億円のあたりに着地すると思われますが、最低でも対前四半期比で10%増の売上成長が続く必要があります。

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2年以内を目安にタイガーリゾーツ社のIPO準備が進められている

新たにオカダマニラを運営する子会社タイガーリゾーツ社のIPO準備が進められており、IPOを2年以内を目安に行いたいという意向が初めて具体的な時期とともに示されました。このあたりのところは、今年の総会でも富士本社長が言及されていましたが具体的な方法、時期については全くの未定でした。

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 今回、初めて時期について開示がされホルダーとしては今後期待できることがまた一つ増えたのではないでしょうか。一方で、IPOによってユニバーサルエンターテインメントのタイガーリゾーツ持分が減ることとなりますから、せっかくの収益マシーンを一部手放してしまうことをどう考えるべきなのか、ユニバには慎重に考えてもらいたいともいます。

IPOによって一部持ち株を手放したとしても、オカダマニラを含めユニバーサルエンターテインメントグループ全体の収益成長につながる分野に再投資していってもらいたいと思います。

 

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