ドゥテルテがボラカイ島でのカジノ建設計画なんて知らないと発言
先日、Galaxy Entertainment がフィリピン・ボラカイ島に新たなカジノ建設を計画していることを紹介しましたが、ドゥテルテ大統領がそんな計画は知らないと発言したことがニュースになっていました。
Duterte denies knowing about planned Boracay casino
どうもネット民(netizens)と評論家がこの計画に批判的なのが影響しているようです。フィリピン政府が人気の観光地を守るための誠実な努力を怠っている証拠だとの批判が巻き起こっているようです。
4月9日、プレスカンファレンスの席上でドゥテルテは、
カジノ建設計画などない。もうやりすぎだからやめましょう。あそこにもここにもカジノ。
と発言したとのことです。ボラカイ島は農民のための島であるべきだとも述べたそうです。
ボラカイ島を農地改革エリアだと考えるべきだ。私はフィリピノファーストだ、農民に土地を分け与えたい。
私は大統領令(proclamation)を出したい。すべての土地は農地にする。法律はボラカイ島は森であり、農地だと書いてある。なぜ私がそこから外れたことをするというのか?
ボラカイ島は4月26日から6か月間閉鎖される命令が出されました。大統領は、これはその土地を最も必要とする人のために返すための準備だとも述べています。
「まるで汚水ため」…人気のビーチリゾート閉鎖 : 環境 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
ボラカイ島は「汚水溜め」、比大統領が半年間の閉鎖を決定(字幕・4日) | jp.reuters.com
ドゥテルテ大統領も意外と、アメリカのトランプ大統領のように大衆の風向きに敏感なようですから、一度は決まったボラカイ島でのカジノ建設もこれでご破算になってしまうのでしょうか。
それとも、再び観光解禁となるであろう6か月後、批判も鳴りを潜めたころにひっそりと計画が進行していくことになるのでしょうか。