Withコイン被害者が開発者松山氏に対して遂に集団訴訟を開始か
渡りに船とはこのことでしょうか。「enjin」という集団訴訟ポータルサイトが5月21日に公開され、さっそくWithコイン関連の被害者が集団訴訟へ向けた活動を始めている模様です。
弁護士が代表を務めるベンチャー企業のクラスアクションは5月21日、集団訴訟を提起したい被害者と弁護士をつなぐオンラインサービス「enjin」(円陣)のβ版を公開した。被害者が集団訴訟のプロジェクトを立ち上げ、同様の被害にあった人を募集。一定の被害者が集まった段階で、enjinに登録されている弁護士と弁護団を結成し、解決を目指す。
「被害者が救われる世界を」 集団訴訟プラットフォーム「enjin」β公開 被害者募り弁護団結成 - ITmedia NEWS
現在、2億3千万円以上の被害額がすでに報告されています。相手方はWithコインの開発者とされる松山氏となっています。
WithコインがICOがうまくいかなかった単なる仮想通貨プロジェクトならともかくとして、開発者と称する松山氏を訴えてもお金が返ってくるかは正直疑問ですね。
これだけ大規模に行われ、しかも事前の宣伝内容と事実が異なる点が複数あったとなると、集団的に・組織的に行われた犯行とみるのが正しく、おそらく松山氏はギャラで雇われた単なる役者に過ぎないのではないかと考えるのが普通です。背後にはこれを主導した人物なり、組織がきっといることでしょう。
ちなみに、Withコイン関連の訴訟準備は他にも提起されています。いずれも対象者は販売を仲介したYouTuberやインフルエンサーとなっているようです。
しんえもん「Fintech Nations」に関する集団訴訟
withコイン代理店 仮想通貨でおくりびとと株式会社セレブリティに関する集団訴訟
アフェリエイター楡井氏の詐欺行為に関する集団訴訟
丸の内OLあまねに関する集団訴訟
当ブログでもICO前に何度も注意喚起のエントリを上げたのですが、全く無力でした。やはり騙される人は騙されてしまうのですね。こればっかりはどうしようもありません。
株式投資はIPOではめ込まれても文句は言えませんが、仮想通貨は投資がうまくいかなかった場合に詐欺だといって他人に責任を求めればよいのでラクですね。
騙すほうも悪いですが、騙されるほうも悪いです。今回被害にあった方はお気の毒ですが、自分と向き合わなければ投資で成功するのは難しいでしょう。これはWithコイン被害者だけにあてはまるのではなく、これを書いている自分にも当てはまることだと思います。
そこだけは肝に銘じて明日からも投資活動頑張りたいですね。