PELOコイン売ってみた Livecoinへの送金・売却方法について

ようやくこの日がきました。LivecoinにPELOコインが上場しました。

もともとYoBitへの上場を予定していたのが延期され、DEXでの上場を模索していたところまでは追いかけていたのですがその後興味がなくなり放置したままでした。

PELOコインホルダーの皆様　応援していただいている皆様、
本日無事上場いたしました。長らくツイッターできておらずご心配をおかけしました。今、一つ、皆様のご期待に答えることができたのが何よりも嬉しいです。今後共引き続きご期待に添えるよう活動してまいります。よろしくお願いします！

— emu8 (@emu8_btctrader) 2018年6月9日

半自動および裁量トレーディング支援ツール「BTCST」の提供もあり、上手に活用できた人はすでにコインに投資した金額は回収済みかもしれません。私は残念ながら上手い調整パラメーターを見つける前に関心を失い、宝の持ち腐れとなっていたため今回売却を決断しました。

売却のために必要な手順を以下ご説明します。前提となっている環境はMyEtherWallet + MetaMaskです。その他のウォレットをお使いの方は適宜読み替えていただくか、ほかの方が書かれた解説をお読みいただくことをお勧めします。

Livecoin に登録する

サイトでのレジストレーション（登録）

まず大前提として、PELOコインの上場先である取引所Livecoinに登録しなければなりません。これまで海外の取引所に口座を開設されたご経験のある方は、特に難しい部分はないと思います。ログインに使用したいユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力して、3つの承諾すべきチェックボックスにチェックをつけて Continue ボタンを押せばOKです。

注意点としてはパスワードは12文字以上で、かつ大文字小文字数字を一つずつ含む必要があります。また、リファラルコードは紹介者のコードなので入力されていてもされていなくても特に気にする必要はありません。

メールボックスを開いて確認コードを入力

次のページで確認コードの入力を求められます。メールボックスを開いてLivecoinから届いた確認コード (verification code）をコピーして入力するか、メールの中にリンクがありますのでそれをクリックすれば完了です。

PELOコインをLivecoinに送金する

ここからが本番です。私も何度かトライしましたがいくつかハマりポイントがあり躓きました。

ChromeブラウザのMetaMaskを開く

今回、MyEtherWallet＋MetaMaskでPELOコインを管理している場合を想定しています。まず、ChromeブラウザのMetaMaskアイコンをクリックしてください。

Try Beta!をクリックしてトークンを送信可能にする

クリックして出てきたMetaMask上のUI右上隅に「横に三本線が引かれたボタン」が見えると思います。そのメニューボタンをクリックすると次の画像のように「Try Beta!」という文字が見えます。これをクリックします。

PELOコインをLivecoinに送金する

すると、次のようにUIが新しいものに変わります。すでにこの画面になっている方は上の手順は必要ありません。こちらのベータバージョンのみ、ERC20トークンの送金が可能となっているようですのでこちらで作業を進めていきます。

PELOコインをLivecoinに送金する

今度は左隅に横三本線のメニューボタンが移ったと思います。これをクリックしてください。

PELOコインが見えましたね。PELOコインをクリックします。

真ん中の送信というボタンをクリックします。

トークンを送るという画面が出てきました。ここで一旦、Livecoinに画面を移しましょう。Trading の画面を出して左側取引コイン一覧の右上検索までにPELOを打ち込み、PELO/BTCを選択します。

PELO/BTCペアのTrading画面が出てきたかと思います。そこで右下「SELL PELO FOR BTC」内にある「Deposit PELO」をクリックしてください。

すると、PELOコインを送金するためのアドレスが出てきます。下の5つのチェックボックスをクリックして免責事項に同意するとアドレスが現れます。

このアドレスをコピーしてMetaMaskに戻ってください。

適切なGasを設定してPELOコインをLivecoinに送る

MetaMaskのこの画面に戻ったらまず、送信先に先ほどのLivecoinからコピーしたアドレスをそっくりそのまま貼り付けてください。念のため、間違いがないか確認することをお勧めします。万が一何らかのウイルスやスパイウェアがアドレスを書き換えることもないとは言えません。

もし受取人アドレスがあっていたら次はまず少額のPELOコインを送ってみましょう。たとえば100PELOコイン。最後にガス料金（Gas price）を設定します。ここが結構肝でデフォルトのままだと送金に失敗します。

私は最初デフォルトのまま送金したのですが、結果的に Out of gas となって送金が2回ほど失敗してしまいました。そのため、PELOコインのコントラクトのページから直近行われたトランザクションをいくつか眺めてみて、どれくらいのGas price / limitが設定されているかを確認しました。

このトランザクションは55359のガスリミット、41Gweiのガスプライスです。ガスプライスが高いほど優先されて処理がされるので一定程度の金額は必要です。この設定の中で実際の処理がされ手数料が徴収されます。また、実際にかかった手数料はActual Tx Cost/Feeで見ることができます。現在は大体1ドル弱くらいの手数料で送金ができます。

直近のトランザクションを見る限り、Gas price を20～50 Gweiの間で設定すると問題なく実行されるようですね。これくらいだと数十秒ほどでconfirmationまで完了します。

LivecoinでPELOコインの着金を確認する

送金が完了すると送信ボタンの下にトランザクションの履歴が出てきます。ConfirmedのあたりをクリックするとEtherscan.ioのトランザクション詳細に飛ぶことができます。

通常 Livecoin に送金してから10分くらいで着金が完了するようです。ゆっくり待ってもいいですが、心配な場合は次の方法で着金までの長さをざっくり把握できます。

Etherscan.io で自分のトランザクションを含むブロック高を確認する

下の赤丸で囲ったところが自分のトランザクションを含むブロック高になります。この数字をLivecoin側のブロック高と比較することで自分のトランザクションがもう処理されているのかLivecoin側に着金しているはずなのか、そうでないのか確認できます。

Livecoin側でも現在のブロック高を確認する

LivecoinのBalanceページ（残高ページ）にまず行きます。PELOコインの残高を現す行からStatusにカーソルを合わせます。すると、Block Heightという表示が見えるかと思います。

これが現在Livecoinが処理をしているブロック高になります。Etherscan.ioで分かった自分のトランザクションを含むブロック高の数字とLivecoin側のブロック高を比較して、Etherscan.io側の数字が大きかった場合はLivecoinで着金が確認できるまでもう少しかかるということです。

逆にLivecoin側の数字が大きかった場合はもうそろそろ着金するはずです。Livecoin側の数字がEtherscan.io側よりずっとずっと大きいのにまだ着金していない場合はアドレス間違いがないか確認してください。

LivecoinでPELOコインを売る

ここから先は他の取引所とさして違いはないはずですので解説は省略します。一点気を付ける点としてはまだまだPELOコインの取引は金額的に見て活発とは言えず、板が薄いです。Livecoinでは成り行き注文が出来ないようなのでそういう失敗は少ないかと思いますが不利な値段で売ってしまわないように気を付けましょう。

現在の板を見ると0.00000260BTCと0.00000240BTCに大きな板があります。あなたが売ろうとしているPELOコインの量がこの間の価格のAmount以下なのであれば、0.00000240BTC以上の金額で売ることができるでしょう。Amount以上の場合は少しずつ板を見ながら打っていくことをお勧めします。

私はこれでPELOコインを0.00000499BTCから0.00000201BTCまで暴落させてしましました！心の余裕をもって焦らずゆっくり売っていきましょう。私が売った時には上の厚い板はなかったのでそれだけで20%以上損していますね。ドンマイです！

PELOコイン売却予定の方はぜひぜひこちらからLivecoinへのご登録宜しくお願い致します。

Livecoin - a convenient way to buy and sell Bitcoin, other cryptocurrencies, tokens, etc.

 

番外編: 送金時「Warning! Error encountered during contract execution [Reverted] 」というエラーが出る

送金時に「Warning! Error encountered during contract execution [Reverted] 」、「ERC-20 Token Transfer Error (unable to locate corresponding Transfer event log), check with sender.」というエラーを出してしまっている方はいないでしょうか。

 

このエラーが出てしまう方はPELOコインのコントラクトアドレスを確認してください。というのも、PELOコインは一度新しいコントラクト上で発行し直されたからです。旧PELOこいんは現在送金できない状態となっています。

旧PELOコイン: 0x245740bcbde7fb21d6806fe519b19b612b6d4fc3
新PELOコイン: 0x121C6e0613317a98cC14a9d379e2aBe546ba980C

旧PELOコインのみしかMetaMaskで登録していない人は再度新PELOコインを登録する必要があります。MetaMask上でトークン一覧画面に行き、「トークンを追加」を選択します。

カスタムトークンを選択して Token Address の欄に新PELOコインのコントラクト「0x121C6e0613317a98cC14a9d379e2aBe546ba980C」を入れます。すると、自動的にトークンシンボルと有効桁数が入力されます。それぞれPELO、18となっていることを確認して次へ進み、新PELOコインの追加を行ってください。これで新PELOコイン追加の作業は完了です。